MDB市場情報レポート

経鼻内視鏡

1.市場規模の推移
 国内の経鼻内視鏡市場は、2007年度は数量ベースで12,500台、金額ベースで200億円となっている。これは、近年、患者への負荷が少ない治療・検査ニーズの高まりから、経鼻内視鏡が、消費者及び医療機関の双方から注目されていることが要因であり、特にここ数年は、市場の立ち上がり時期でもあるため2倍のペースで市場が拡大している状況である。





2. 参入企業
 経鼻内視鏡の国内参入企業は以下の3社である。
 フジノンは、2002年に東芝グループの医療機器メーカーである東芝メディカルシステムズと、内視鏡製品の販売会社であるフジノン東芝ESシステムを設立して、内視鏡の販売・サービス体制の強化を図った。また同時にフジノンは、東芝の内視鏡開発部門の移管を受けたことにより、東芝の持つ画像診断技術を獲得した。
 その後、2008年7月にはフジノンの内視鏡事業が富士フイルムのメディカルシステム事業部に吸収分割され、さらに2009年3月31日には、内視鏡販売会社であるフジノン東芝ESシステムの東芝メディカルシステムが持つ全ての株式(全株式の40%)を富士フイルムに譲受することで合意した。これにより富士フイルムは、内視鏡事業について、開発、製造、販売、サービスと一貫した体制を有することとなった。
 一方、オリンパスは、世界の内視鏡市場のリーディングカンパニーとして高いシェアを誇っているメーカーである。その実績・技術力を活かし、経鼻内視鏡においても1995年に国内で初めて製品化している。
 また、ペンタックスは、フジノン、オリンパスに次ぐ内視鏡メーカーであるが、2007年8月にHOYAの完全子会社となり、さらに2008年3月にはHOYAに吸収合併され、ペンタックスの持つ事業はHOYAの事業部門に取込まれている。
 なお、ペンタックスの内視鏡事業は、HOYAの医療事業の事業部門としてPENTAXライフケア事業部により継承されているが、HOYAでは、内視鏡事業のブランド名として「PENTAX」を継続使用することで、ブランド力、認知度を維持している。


主要参入企業一覧
企業名
富士フイルム(株)
オリンパス(株)
HOYA(株)


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