MDB市場情報レポート

食品サンプル

1.市場規模の推移
 食品サンプル市場は、2007年で約84億円と横這い気味で推移している。持ち帰り弁当の台頭、1990年代後半からの外食市場の停滞など外食産業をめ ぐる環境は厳しい。飲食店経営を圧迫するコスト高の嵐に、食品サンプル業界も巻きこまれている状況である。こうした中でトップメーカーの岩崎グループをは じめ各社は、食品サンプルの概念を拡大する事で市場縮小を補う対策を探っている。模型化する対象商品を拡大し、菓子、果物、あるいは生鮮物等食材さらには ギフト商品等、考えられる分野のほぼ全てに拡大させている。こうして、販売先の業種・業態をも拡大する事で、市場は横這いに踏みとどまっている状況であ る。
 なお、食品サンプル市場規模は、食品サンプルの販売金額と貸付代金との合計である。その内訳は2007年で1対3と貸付代金のウェイトのほうが高い。貸 付の場合の食品サンプルはほとんどの場合、特注品、オーダー製作である。市場でのオーダー品のウェイトは80%以上を占めている。





2. 参入企業
 食品サンプルの製造を行っている企業は、法人格を持たない個人企業を含めて全国に約200社前後存在すると見られる。多くは、市場を牽引してきた岩崎グ ループ等で食品サンプル作りを会得するなどして、独立・開業するといったパターンで、東京、大阪などを中心に各地に分布している。また岩崎グループの創業 者である岩崎滝三が、戦災により大阪を焼け出され故郷の郡上八幡(岐阜県)に疎開して食品サンプル作りを続けていた事から、同地周辺にも業者が多い。







※MDB市場情報レポートは弊社で独自に調査した結果を公開しております。
 個別受託案件を一般に公開することはございません。