MDB市場情報レポート

粘土(クラフト用)

1. 市場規模の推移
 市場規模の大きさを左右するのは、参加人口と取り扱い店舗数の増減である。陶芸人口は、社会経済生産性本部「レジャー白書」によると1999年をピーク に漸減傾向にある。趣味として粘土細工をしている人の数は、漸増傾向にあるものの、編み物を中心とした手工芸人口が減少傾向にあり、その影響で手工芸の店 舗の減少が続いている。手芸用品店が粘土の主要販売ルートであるため粘土市場を縮小させている一因となっている。教材・玩具用は、4〜6歳の人口がほぼ同 数で推移しており、横ばいとなっている。参加人口の裾野は広がっているものの、金額的にはやや縮小傾向でここ2〜3年は推移している。
 商品で見ると、初心者でも扱いやすいものや、幅広い表現ができる粘土が開発され、愛好者が拡大している。スクールを通してのみならず、テレビや書籍など で学ぶことも可能である。ハンドクラフト業界はブームが起きると参加者が急速に増えブームが去ると縮小してしまう傾向があるが、粘土工芸は定着率がよく、 市場規模は縮小傾向にあるものの、手工芸全体の縮小に比べれば小さい。国内は頭打ちにあり、上位メーカーは海外への普及に手がけている。





2. 参入企業
 陶芸用は、製造業者のみならず、原料を各産地から調達している販売業者が主要プレイヤーとなる。趣味用としては、穀物粘土が最初に用いられたことから、 日本製粉の子会社のジャックス、日清製粉の子会社の日清アソシエイツなどが参入している。パジコは、パッケージデザインを手がけていて自然な形状の模型を 求めていた現社長が新コンセプトの合成粘土を開発したことから参入したものである。
 学習用教材は、文房具のメーカーがOEM供給を受けて販売しているケースがある。北星鉛筆は鉛筆製造の過程で排出される削りかすの再利用を模索していて 参入したものである。

主要参入企業一覧





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