MDB市場情報レポート

光学顕微鏡

1.市場規模の推移
 光学顕微鏡の国内市場規模は、2008年度で65万台、250億円と推定される。台数ベースの過去3年間の推移をみると、90万台、75万台、65万台と市場が縮小する傾向にある。工業用の光学顕微鏡は、企業の設備投資にほぼ連動する形で需要が推移しており、特に2008年度後半は世界的な経済不況を背景にした企業の設備投資削減の影響で需要が減少した。
 一方、生物観察用については、昨今のバイオブームを背景に比較的安定した需要がみられていたが、「数多くの台数を購入する」状況から、「高額な高機能機種(レーザー顕微鏡)を購入する」状況へのトレンドの変化によって、台数需要量は減少傾向となっている。反面、金額ベースでは生物観察用光学顕微鏡の高機能機種の需要増加もあって、2006年から2007年にかけて市場規模は増加している。しかし、2008年度は、2007年度ほどの平均単価アップはみられず、台数市場の減少とともに金額市場も減少する結果となった。





2. 参入企業
 光学顕微鏡には、機能や構造によって様々なタイプがあり、特定の用途やタイプに特化した製品を製造・販売している企業も多いことから、参入企業は多数に及んでいる。
 日本市場への参入企業の大半が国内企業で占められている中、オリンパス、ニコンとともに世界4大メーカーに位置づけられるカールツァイス、ライカといった世界メジャー企業も輸入品サプライヤーとして参入している。また、下表には記していないが、簡易かつ安価な光学顕微鏡のサプライヤーとして中国メーカーが存在しているのが現状である。



※MDB市場情報レポートは弊社で独自に調査した結果を公開しております。
 個別受託案件を一般に公開することはございません。