MDB市場情報レポート

形状記憶合金

1.市場規模の推移
 形状記憶合金は1990年代に携帯電話用アンテナの芯線に採用された。その後の携帯電話の爆発的な需要増に乗じて、形状記憶合金市場は順調に伸びた。
 しかし、携帯電話用アンテナ向けの出荷が、アンテナの内蔵化が進むに従って、1999年を境に一気に減少してしまった。そのため、2000年代初頭、形状記憶合金市場は低迷した。しかし、その後、徐々にメディカル分野において形状記憶合金が採用されるようになり、供給量が順調に増加。ここ数年で当該合金の需要先としてトップとなった。
 メディカル分野において、形状記憶合金が採用される製品は年々増加しており、これに伴って、市場も年3〜5%の成長を続けている。現在では形状記憶合金の需要先として、メディカル分野が全体の6割程度を占めていると思われる。





2. 参入企業
 形状記憶合金市場への参入企業は、下記の4社のみである。最盛期は17社が参入していたが、撤退する企業が相次いだ為、現在ではこの4社のみとなっている。

主要参入企業
企業名
NECトーキン(株)
住友金属工業(株)
大同特殊鋼(株)
(株)古河テクノマテリアル






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