MDB市場情報レポート

動物用医薬品

1.市場規模の推移
 ここ数年の動物用医薬品販売高(輸入含)は、需要の大半を占める畜産動物や養殖魚といった経済動物向けの需要が、畜産動物の輸入の増加や畜産農家の離農を受けて伸び悩んでいる。一方、少子高齢化によるペット需要の拡大とペットの高齢化により、ペット向けの需要が伸びているため、動物用医薬品市場全体も増加傾向にある。
 なお、日本動物用医薬品協会の「動物用医薬品、医薬部外品及び医療用具生産(輸入)販売高年報」によると、動物用医薬品の市場規模は2005年度で820億円程度とされているが、この数値には一部ペットフードや飼料添加物等の販売高も含まれていることから、これらの販売高を差し引いて市場規模を推計した。





2. 参入企業
 参入企業は国内資本系メーカーと外資系メーカーに大別され、各メーカーとも人体用医薬品との兼業が多い。また、当業界は国内よりも海外市場のほうが発展しているため、外資系メーカーの国内市場参入が多いことも特徴である。
 なお、これら参入企業間では、国内資本系メーカー同士や、国内企業と外資系メーカーとの合併なども盛んに行われており、大手企業を中心に業界再編が続いている。例えば、シェリングプラウアニマルヘルスは、アメリカ本社のシェリング・プラウコーポレーションがオランダのオルガノンバイオサイエンスを2007年に買収し、2009年7月にオルガノンバイオサイエンス傘下のインターベット社と統合して名称変更した。また、メリアルもサノフィ・アベンティスが、メルクの保有する株式50%を買い取り、完全子会社化すると発表している。



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