MDB市場情報レポート

汚泥処理装置


1. 市場規模の推移
 本稿では、本装置の市場規模として、(社)日本産業機械工業会の生産統計を用いることとする。注意すべきは、本統計の定義として、「『下水汚水処理装 置』及び『産業排水処理装置』の一部として一括施工した場合は、それぞれの区分による」とされており、原則として市場規模に含まれないことである。した がって、し尿処理施設で利用される装置のすべて、及び下水処理場・産業排水処理施設で利用される装置の一部が、含まれることになる。
 以上によれば、本製品の2005年の市場規模は890億9,100万円であった。1992年から1,000億円を超え、ピークの2000年には 1,638億円強となった。その後、減少傾向に転じ、2005年になって対前年比74.4%と急激にダウンした。
 この要因は、主力需要先である官公需要の落ち込みにある。1997年度以降のし尿処理施設の「汚泥再生処理センター」への転換施策、下水汚泥の減容化な ど、本装置の潜在需要は存在したが、最近は、既存施設のリニューアル需要にとどまるなど低迷している。



市場規模推移
2003年 2004年 2005年
生産金額(百万 円) 120,665 119,809 89,091




2. 参入企業
 本製品は、下水汚水処理装置や、産業排水処理装置、し尿処理装置など、隣接する装置が多いため重複して、幅広い企業が参入しており、有力企業で 35〜40社ほどともされる。
 固液分離装置(濾過器・沈降機・脱水機など)、消化設備、乾燥装置、焼却炉など、処理単位ごとに得意分野を持つ企業と、処理全般を担うプラント系企業と がある。下記に主要企業を示した。




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