MDB市場情報レポート

織機


1. 市場規模の推移
 市場規模(生産金額)は、2005年で約469億円、前年より5%のアップとなった。前年が24%のマイナスであったのから比べると、やや回復してきて いる。
 これは、最大の仕向地である中国の経済政策の変化によるところが大きい。中国は2004年に金融引締め策をとり、製造企業の設備投資意欲が大きく落ち込 み、本製品の導入が控えられていた。したがって、2004年は市場規模が大きく落込んだ。その後、2005年春先に金融引締め策は緩和され、2005年後 半には企業の設備投資意向も復活し、引合いも顕著になった。
 また、インド・パキスタン向け市場も引き続き好調を維持し、インドネシア・ベトナムと市場も拡大している。
 一方で、国内市場はアパレル産業の製造部門の海外流出により低迷が続いている。辛うじて市場を支えてきた、シートやエアバッグなど自動車関連分野での需 要もほぼ一巡して、新たな製品の導入には至らず、頭打ちとなっている。



市場規模推移
  2003年 2004年 2005年
生産金額(百万 円) 58,522 44,557 46,856
輸出金額(百万 円) 68,958 50,477 54,860
輸入金額(百万 円) 1,475 2,084 2,139
経済産業省「機械統計」・財務省「貿易統計」より作成




2. 参入企業
 現在、本製品を生産している製造企業は10社に満たない。主に輸出向けとして市場の大きいエアージェット織機やウォータージェット織機の生産に対応して いるのは、津田駒工業(株)、(株)豊田自動織機のほぼ2社で、その他に旧来のレピア織機などの生産を行っている製造企業が、4〜5社がある。
 わが国でレピア繊維が製造されるようになった1965年以降、(株)岩間織機製作所、豊和工業(株)、日産自動車(株)、(株)遠州製作所、村田機械 (株)などが参入していたが、現在ではおおむね撤退している。
 世界的な分担状況としては、日本企業は主にジェット織機(エアー・ウォーター)を、ヨーロッパ企業はレピア織機を主として市場に供給している。

主要参入企業一覧
企業名 所在地
(株)石川製作所 石川県白山市福留町200
津田駒工業(株) 石川県金沢市野町5-18- 18
(株)豊田自動織機 愛知県刈谷市豊田町2-1
(株)平岩鉄工所 愛知県碧南市梶尾本町4-10



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